オリジナルグッズの制作では、
「ロゴの色はどう指定すればいいのか」と聞かれることがあります。
名入れグッズの印刷では、
「赤」「青」といった感覚ではなく、
DICなどの色番号で指定する方法が一般的です。
とくにシルク印刷やパッド印刷では、
色番号で指定することでロゴに近い色を再現します。
この記事では、
DICカラーの基本と、色指定の際に知っておきたい注意点を解説します。
名入れグッズの印刷では「色番号」で指定する
シルク印刷やパッド印刷では、色を感覚で指定するのではなく、指定色(カラー番号)で指定します。
たとえば
- DIC156
- DIC200
といった番号で指定します。
色番号で指定することで、
できるだけ同じ色で印刷できるように調整します。
DICとは何か
DICとは、
DIC株式会社(旧 大日本インキ化学工業)が製造している
特色インキと、その色見本帳(DICカラーガイド)のことです。
単に「ディーアイシー」や「ディック」と呼ばれることもあります。
印刷では、この色見本帳を基準に色を指定します。
色ごとに番号が付けられており、その番号で印刷色を指定します。
例えば、同じ「青色」でも
- DIC180
- DIC224
といった形で指定します。
「青色」といっても多くの種類がありますが、このように番号で指定することで、
できるだけイメージに近い色を再現することができます。
企業ロゴでは、DICカラーが指定されていることも多く、
ブランドカラーを守るためにも重要な要素になっています。
DICカラーの一覧は、以下のようなサイトでも確認できます。
DICカラー見本帳は販売されていますが高価なため、一般の方が持っていることはあまり多くありません。
そのため実際の制作では、ロゴデータを確認しながら、データの近い色を提案することもあります。
海外ではパントーン指定になることもある
海外工場では
Pantone(パントーン)カラーが使われることもあります。
とくに中国工場では
パントーン指定が多いですが、
日本の名入れグッズ制作では
DICカラーで指定するケースが一般的です。
生地の色によって印刷の見え方は変わる
同じ色番号を指定しても、
生地の色によって見え方は変わります。
例
白いバッグ
→ 色がそのまま出やすい
濃い色のバッグ
→ 色が沈んで見えることがある
そのため、バッグの色に合わせて印刷色を調整することもあります。
どうしても濃い生地色のバッグを使いたいときは、一度印刷する場所に白色をプリントして、
その上にプリントする方法もあります。
印刷コストはかかりますが、生地色の影響を抑えることができます。
PC画面の色と印刷色は完全には一致しない
もうひとつの注意点が、モニターの色との違いです。
PCやスマートフォンで見ている色と、実際の印刷色は完全には一致しません。
理由は
- モニターの発色
- 印刷インク
- 生地素材
などが違うためです。
印刷では、できるだけ近い色を再現するという考え方になります。
どうしても色にこだわりがある場合は、
現物校正(見本作成)で確認する方法もあります(別途費用がかかります)。
色指定がわからない場合は相談でも大丈夫
企業ロゴの場合、DICカラーやパントーンカラーが決まっていることがあります。
もし色番号がわからない場合でも、ロゴデータを確認しながら
近い色を提案することも可能です。
Illustratorデータで入稿いただければ、
データの色に近い印刷色をご案内することができます。
まとめ
名入れグッズの印刷では、
色を感覚ではなくDICなどの色番号で指定する方法が一般的です。
色番号を使うことで、ロゴに近い色を再現しやすくなります。
ただし、
- 生地の色
- 印刷方法
- モニターの色
などによって、完全に同じ色を再現できるとは限りません。
用途や素材に合わせて色を調整することで、よりイメージに近いオリジナルグッズを制作することができます。
