オリジナルグッズ制作は、初めての場合だけでなく、何度か経験があっても意外なところでつまずくことがあります。
「思っていた仕上がりと違った」
「納期が間に合わなかった」
「費用が想定より高くなった」
こうした失敗は、特別なケースではなく、制作の現場ではよくあることです。
この記事では、実際に起こりやすい失敗と、その防ぎ方を整理します。
データ入稿で起こりやすい失敗
名入れ用のデザインデータ入稿は、Illustratorデータが基本です。
しかし有料ソフトのため、PCにインストールしていない方も多いと思います。
もしIllustratorデータがない場合は、こちらでデータ作成を行うことも可能です。
JPGやPNGでそのまま入稿
画像としてきれいに見えるデータでも、拡大すると線がぼやけたり、背景の色との差がはっきりしない場合があります。
また、データの色形式にも注意が必要です。
JPGやPNGは主にRGB(画面表示用)です。印刷で使用する色は、別途ご指示ください。
フォントが置き換わる
WordやExcelで作成した文字データをIllustratorで読み込むと、フォントが置き換わることがあります。
指定のフォントがある場合は事前にお知らせください。
また、PDF化したデータも一緒に送信いただくと、間違いが少なくなります。
解像度不足
Web上のロゴをそのまま使用する場合、解像度が低く、拡大すると線が粗くなることがあります。
Illustratorデータに変換することで印刷用データを作成しますが、元データの状態によってはイメージと異なる仕上がりになることがあります。
できるだけ解像度の高い画像をご用意ください。
いずれの場合も、名入れデータをご確認いただき、校了のご連絡をいただいてから印刷を開始します。
不安があれば事前にご確認ください。

納期の考え方で失敗するケース
注文日=納期スタートと思っている
ご注文をいただいても、印刷データがなければ作業は開始できません。
また、Illustrator形式でないデータの場合は、そのまま使用できないためデータ作成が必要になります。その作業に数日かかることもあります。
校了という工程を想定していない
印刷作業の前に、必ずデータ校正(確認用データ)をお送りします。
間違いがないか確認していただき、校了のご連絡をいただいてから印刷作業を開始します。
名入れデータを送っただけでは作業は進みません。必ずご連絡ください。
修正回数を想定していない
名入れデータの変更や修正、印刷位置やサイズの調整は可能ですが、修正が増えるほど日数もかかります。
使用日から納品希望日を逆算し、余裕をもったスケジュールで進めることが大切です。

数量の決め方で起きる失敗
余りすぎて在庫になる
数量が多いほど版代などの関係で単価は下がります。
しかし、残ってしまうと商品が無駄になることもあります。
配布目的を明確にし、小ロットで作成して追加する方法も検討すると無駄を減らせます。
無くなってから追加発注
作成した商品が好評で急に追加したい場合でも、名入れ作業には一定の日数がかかります。
データ作成が不要な場合は初回より早く対応できることもありますが、余裕をもってご依頼ください。

費用イメージのズレ
商品代だけを想定していた
オリジナルグッズを作る場合、商品代以外に版代や印刷代などの加工費がかかります。
場合によっては、商品代より加工費の方が高くなることもあります。
版代や印刷代を理解していない
多くの場合、印刷をするための版を作成します。
版は「一色・一カ所」ごとに作成するのが基本です。
印刷代は、商品1個ごとに発生する費用になります。
色数で価格が変わる
デザインに2色必要な場合は、2色分の版代と印刷代がかかります。
使用する色数によって費用は大きく変わります。
最初に全体の予算とおおよその数量を決めておくと、商品選びがスムーズになります。

まとめ
オリジナルグッズ制作の失敗の多くは、特別なミスではなく、情報不足や認識のズレから起こります。
あらかじめポイントを知っておくだけで、制作の進行はかなりスムーズになります。
迷った段階でも、目的や使用日が分かれば方向性を一緒に整理することができます。
